削蹄とは、牛の蹄を切り、形を整えることです。
畜舎で飼われることで運動量が少なく蹄が伸びてしまうと、様々な病気になり、起立や歩行がままならなくなってしまいます。
牛は牛乳が出なくなり、繁殖率や、肉質、肥育効果の低下を招いてしまいます。
そこで私たち牛削蹄師の出番です。
酪農、畜産家の大切な牛を長生きさせるため、
たくさんの牛乳を搾るため、良い肉を生産するためにわたしたちの仕事があるのです。
正しく削蹄してあげる事で、自然な立足となりました。削蹄前の「ハの字」のままでは、「ひざ」などに負担がかかり、関節炎や痛みからのストレスの原因となります。